日本発の革新的治療を、世界へ。
— IFT Study:三叉神経痛急性発作に対する新たな選択肢 —
中村記念病院 脳神経外科部長として、私は三叉神経痛の急性発作に対する
静注ホスフェニトイン療法(IFT Study) の臨床研究を主導してきました。
この研究は、長年「即効的な治療法が限られていた」三叉神経痛の領域において、
日本から発信された新しい治療の可能性として高い評価を受けています。
2025年には米国神経学会(AAN)で発表され、
Medscape、Epocrates、European Medical Journal、Deutsches Ärzteblatt など、
世界の主要医療メディアで取り上げられ、国際的な注目を集めました。
IFT Studyは、
痛みに苦しむ患者さんへ"迅速な痛みの緩和"をもたらすだけでなく、
日本の臨床研究が世界の医療に貢献できることを示した確かな成果でもあります。
現在の位置づけと、これからの道のり
この治療法は、現時点では保険適応外の治療法です。
そのため、通常の医療として広く提供できる段階にはありません。
しかし私は、
安全性と有効性をより明確に示し、保険適応の獲得につなげることを目指し、
今後も臨床研究を継続していく予定です。
医学を社会へ。「橋渡し」としての役割
これまで得られた医学的知見を、医療者だけでなく一般の方々にもわかりやすく伝え、
研究と社会をつなぐ架け橋になることも私たちの重要な使命です。
最新の医療研究を誰にでも理解できる形で発信し、
未来の医療をより良いものにしていく取り組みを進めていきます。